あたしは電車が電車っぽく言えるアングルの撮影はすでに卒業したつもりである。
電車の脇から撮影すると、ロバートフランクの名作 アメリカ人の写真集のタイトルの写真を思い出すのである。
それで真横から撮影する。それぞれの人生がそれぞれの黄色い電車で運ばれて行く。かのフェルナンドペソアの住まいは、28系統の西の終点の近くにあった。かの詩人も横顔を見せながらこの電車に乗っていたのであろう。
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- それぞれの人生@チョートクカメラ日記
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あたしは電車が電車っぽく言えるアングルの撮影はすでに卒業したつもりである。
電車の脇から撮影すると、ロバートフランクの名作 アメリカ人の写真集のタイトルの写真を思い出すのである。
それで真横から撮影する。それぞれの人生がそれぞれの黄色い電車で運ばれて行く。かのフェルナンドペソアの住まいは、28系統の西の終点の近くにあった。かの詩人も横顔を見せながらこの電車に乗っていたのであろう。
シャーロック・ホームズとワトソン博士がキャンプに出かけた。二人は星空の下、テントを張って眠りについた。
まだ暗い時間に、ホームズがワトソンを起こした。「ワトソン君、上を見て! 君の推理を聞かせてくれたまえ。」
ワトソンはちょっと考えて答えた。「無数の星が見える。」
「そのことから何が分かるかね、ワトソン君?」
ワトソンは答えた。「この大宇宙には何百万もの銀河とおそらくは何十億もの惑星がある。占星学的に言えば、土星が獅子座宮に入っている。測時法で言えば、今はだいたい午前3時15分だ。神学的にならば、神は全能で、ぼくたちはちっぽけで取るに足らない存在だ。気象学的には、たぶん明日はよい天気だろう。」
ホームズ:「バカ! 僕たちのテントが盗まれたんだ!」
遅れましたが、2013年もなんとかまとまりました。
1位 風立ちぬ
宮﨑駿の、強烈で変態的な思想にあふれた作品でした。
ストーリー序盤からずっと心をわし掴みされ、10回泣きました。
真の創造者とは、本質的に冷酷なのかもしれないですね。
エンジニアや、デザイナー、アーティスト等、創作者は必見の映画。
2位 ハッシュパピー
現代社会から離脱することを選んだコミュニティ「バスタブ島」で、貧しくも力強く生きるハッシュパピーちゃんの、喜びと苦難を描いた作品。 生命力に溢れていて、鑑賞後に心がたくましくなった気がします。
3位 クラウド・アトラス
輪廻転生の概念と、西洋的な一方通行の時間とを、混ぜあわせるとこうなります、って作品。3時間という上映時間の間、素晴らしい時空旅行を体感できます。マジで魂が抜け出た気がしました。
4位 ライフ・オブ・パイ
海で遭難した少年パイが、救命ボートの上でトラと共に過ごす話。・・・という話だけではありません。深いです。ラストを見た後、それまでのストーリーがひっくり返ります。美しい海の光景も素晴らしいです。
5位 42
メジャーリーグ初の黒人選手、ジャッキー・ロビンソンの活躍を描いた映画。 どんな人種差別を受けても、怒りがこみ上げてきても、 自分の信念と、彼の後を追う未来の選手のために、怒りを抑えてひたすら良いプレーに励む姿に、胸を打たれます。作品の質や表現より、ベースとなっている実話を知るキッカケとして、価値がある作品だと思います。
6位 ゼロ・グラビティ
あまりにリアル。意図的にカット数を減らしているので、まるで実況中継しているみたいです。宇宙ステーションやハッブル望遠鏡が、あっという間に破壊されていく様子は圧巻でした。 宇宙開発の進歩をリアルタイムでいつも見ていた身としては、観るのが辛かったです。でもそれだけじゃない。ストーリーも素晴らしいです。苦難を生き抜く力を与えてくれます。これ、原題は「GRAVITY(重力)」なんです。「ZERO GRAVITY(無重力)」じゃないです。ここ、重要です。
CG技術に頼った作品をバカにする人もいるけれど、CG技術があってこそ初めて表現できるものあるのです。ぜひ、できるだけ大画面の劇場の、前の方の席で鑑賞してほしいです。
7位 エンド・オブ・ウォッチ
ロサンゼルスの犯罪多発地域で勤務する警察官コンビの話。私服警官が主人公の映画は、何気に珍しいらしい。 車載カメラ風のカットが織り交ぜられていて、緊迫感がものすごくリアルで怖い。
そしてただただ、やるせない。どうしてこんな場所で働くのか。
8位 希望の国
豊川出身の園子温監督の作品。原発事故で避難を余儀なくされた若夫婦と、被災地に残ったその親夫婦を描く。
若夫婦の奥さんの妊娠が分かると、奥さんが放射能を気にするあまり、心を病んでしまい、あげく放射線防護服を来てスーパーに出かけるようになる。まわりの人は、その姿を嘲笑するのだけど、旦那は反論する。
「あんたらだって、事故直後まで身の回りの放射能を怖がってたじゃないか、今は何でそんなに平気なんだ、忘れちまったのか!?」
両極端なケースを見せつけられ、ふと我を振り返ってしまう映画でした。はたして、どっちが異常?。
9位 ルーパー
憎しみの連鎖を断ち切ることは、こんなに難しく、英雄的だとは・・・、って感じの映画でした。
10位 ホワイトハウス・ダウン
今年、「ホワイトハウスが占領される映画」 が2本公開されました。
この「ホワイトハウス・ダウン」は、2本目に公開された映画なので、注目度が薄かったですが、断然こっちのほうが面白いです。なんでだろう、キャラが立ってたからかな?良質の「アクション映画」を久々に見た気がして、嬉しかったです。
ちなみに、先に公開された「エンド・オブ・ホワイトハウス」はあまり面白くなかったです。
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特別推薦枠:パシフィック・リム
謎の怪獣軍団と、人類が開発した巨大ロボットが、バトルを繰り広げる話。理屈で評論したらゴミ映画です。ただ自分の場合、脳ミソを介さず魂が共鳴しました。ロボットアニメに興味のない人には、あまり薦めませんが、興味ある人なら楽しめるでしょう。