2012年5月7日月曜日

ええ話やな(怒)な「ブライズメイズ」

アメリカで超人気だったコメディ「ブライズメイズ」を見てきた。楽しめるかと思いきや、ちょっとこういうのは苦手かなーって映画だった。期待しすぎたかも。



<ストーリー> ーallcinemaより抜粋ー
 ”30代独身のアニーは、開業したケーキ店がつぶれた上、恋人にも捨てられ、人生最悪の日々を過ごしていた。そんな折り、大親友のリリアンが結婚することになり、アニーはブライズメイドのまとめ役を頼まれる。さっそく他の4人のブライズメイドたちを紹介されるが、いずれ劣らぬ個性派揃い。意見も合わないばかりか、互いにライバル意識をむき出しにする始末。それでもリリアンのために立派なウェディング・プランをと意気込むアニーだったが、前途には想像を絶する困難の数々が待ち受けていた。”


 正直、ネタが「ヤング≒アダルト」に近い。でもヤング≒アダルトはあくまでドラマ。このブライズメイズは完全にコメディとして作っていた。アメリカン・コメディには、日本人にハマる笑いもあればハマらない笑いもあるわけで、そう見ると本作が自分に合わなかったのも頷けるかな。特に、飛行機の酔っ払ったアニーや、ローズ巡査の気を引こうとするアニーは、さすがにクドイように思うんだ・・・(日本人でもちゃんと好きになれる人はいるんだろうけど)。
 なので、コメディが主路線である以上、期待していた「自分らしく生きる女性の力強さ」というポイントの深掘りはそれほど練りこまれていない印象。逆にコメディとしてのテンポはよかったと思う。完全なるエンターテイメントだね。なんだかんだで最後にアニーは救われるし。個人的には、救いの無い環境のなか、自分の意志で前に進もうとする結末だったヤング≒アダルトの方が好みだ。

 ただし、ここで描かれているような、自分だけ取り残されてい行く不安、親友の幸せが自分の不幸・不遇・孤独につながるという事実。・・・わかる、本当に。




0 件のコメント:

コメントを投稿