2012年4月22日日曜日

辛いけど大団円「トイ・ストーリー3」


今更ながら、トイ・ストーリー3を見た。
もう最高と言うしか無い。コレ程の三部作最終章は、他にはなかなか見当たらない。
評判通りの「シリーズ最高傑作」なり。




ストーリー −allcinemaより抜粋−
 ”ご主人様のアンディと楽しい時間を過ごしてきたおもちゃたち。しかし、17歳になったアンディは、すでにおもちゃで遊ぶこともなくなり、また大学へ進学するため引っ越しの準備をしていた。そして、アンディの一番のお気に入りだったウッディだけが彼の引っ越し先へ持って行かれることとなり、バズや他のおもちゃたちは屋根裏部屋行きに。だが、ある手違いで危うくゴミに出されるところだった彼らは、ウッディの説得もむなしく、サニーサイドと呼ばれる託児施設行きを決断する。ロッツォというクマのヌイグルミに迎えられ、新たな遊び相手が出来たことを喜ぶ一同。ところがそこは、おもちゃを破壊する凶暴な幼児ばかりの、おもちゃにとってまさに地獄といえる場所だった。ひとりその難を逃れていたウッディは、仲間たちの危機を知り、急いで彼らのもとへと向かうのだったが…。”


 ラスト15分あたり「これがやりたかっただけだろ!!」ってツッコミたくなるけれど、そのシーンへ到達するまでに展開される冒険、笑いのセンス等、エンターテイメント映画としてほぼ申し分なし!観客を楽しませ、かつ制作側が込めたメッセージを伝えるという、映画としての本分を忠実にこなした。

 アンディとボニーが一緒にウッディ達と遊ぶところ。ウッディが久々に、そして最後にアンディと遊ぶシーンでもある。アンディの思い出や魂がボニーへ受け継がれていくための「儀式」のようなものにも見えた。

 過去に自分が歩んできた道のりを振り返り、自分が今までどんなモノに触れてきたのか、どんなモノと生き、どんなモノとの別れを経験したのか、そんな「出会いと別れ」をどれほどたくさん経験しただろうか、そんなことを思い起こさずにはいられない映画だ。
 そして更にいうと、自分が現在進行形で関わるモノとの別れが来るのか、そしてその先に待つ新たなモノとの出会いは何なのか・・・。オモチャ映画であるにも関わらず、人生指南な要素が色濃い。(もともとトイ・ストーリーやピクサー映画はそんなのばっかりだが、今回は特に如実。)はっきり言って、完全なる大人向け映画でしょう。子供が見たってわかんないよこんなの。(褒めてます)

 技術面でも、キャラクターの表現力がハンパなく進化していて、人間レベルの演技をさせていた。時代を感じる。

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