2011年12月7日水曜日

映画 50/50<フィフティ・フィフティ> ★★★☆☆

<ネタバレ注意>

昨週の土曜日、伏見のミリオン座で「50/50<フィフティ・フィフティ>」という映画を見てきた。

監督は知らんけども、主演はジョセフ・ゴードン=レヴィット。
そして脇にはセス・ローゲンとアナ・ケンドリック。
今後が期待される俳優たちが集結した(一応)インディーズ系映画。

主人公は、ある日突然、致死率50%のガンにかかっていることを宣告される。
死を徐々に意識し始める主人公は、心の葛藤と闘いながらも、
男友達の励まし、カウンセラーとの心の交流などを通じて、
心や考え方が変化していく姿を描いたヒューマンドラマ。

良く言ったらこんな感じのストーリーだった。
いや、良く言ったら・・・というか、
「本当はこういうストーリーを作りたかったんだろうなぁ」というのを自分なりにまとめたものだ。

じゃあ実際にそうなっていたかというと、そのレベルには到達してなかった・・・。

シナリオが全体的にユル〜イんだよね。不可ではないけど。
俳優たちはすごく頑張って感情表現をしているんだけど、シナリオからソレが感じ取れない。
最初、主人公がガンを宣告された時、主人公は呆然とした反応をしていた。でも、そのシーンより以前に、主人公がどんな人間なのか、どんな性格なのか、どんな生活を営んでいるのか、そのへんを予め十分に描ききれていいないもんだから、主人公の反応に対して感情移入できないんだ。

この映画のシナリオはそういうのばっかり。
友人セス・ローゲンも、カウンセラーのアナ・ケンドリックも、同じ。
人物描写はできてるかもしれんけど、それに説得力を与える「人物背景」が薄い。
だから、物語に深みが出てこない。
俳優陣は頑張っていただけに、ちょっと残念。

・・・と自分は思ったんだけど、ネットのレビューは結構いいんだよな。
最近流行りのオシャレ系映画だから、スイーツな人たちにはウケがいいんだろうか。
やはり自分はマイノリティなのね。


(とりあえず、いろんなジャンルの日記を書いてみようかと)


0 件のコメント:

コメントを投稿