2011年12月26日月曜日

イージーライディングなタンタンの頭はイレイザーヘッド


<ネタバレ注意>


今回の連休で、3本の映画を鑑賞したので、少しずつだけ簡単に感想をまとめる。


●イレイザーヘッド (デヴィット・リンチ監督 TSUTAYAレンタルにて。)
 もう、最初からワケがわからなかった。完全のアートの領域を行った作風。全編通してモノクロ画面。セリフは少なく、感性を逆なでするBGMや効果音が終始襲いかかってくる。全部見終わったあと、なんとなくリンチ監督のやりたかったことがわかったような、わからなかったような。
 リンチ監督はそもそも気持ちの悪い物を表現したがる人なのかな。重要なのが、ただ気持ち悪いんじゃなく、我々のすぐ近くにあるのに、眼を向けていないもの、若しくは目を向けるのを避けているものであることかと。
 今後、要分析。

●イージーライダー (デニス・ホッパー監督 TSTTAYAレンタルにて。)
 名前だけしか聞いたこと無い作品だったので、本編のオープニング時は、「お、この映画はロードムービーか。」なんて事を思った。でも見終わった後、その見立てが間違っていた事に気づいた。この2人のラストの何とも虚しいこと。この「やるせなさ」は何?メッセージはアンチドラッグ、アンチヒッピーなのか、アンチマネーなのか。うーんやっぱり前者か。ただ当時のヒッピー文化に全く触れていない身としては、感覚としての理解に苦しむ。
 あ、一言付け加えると、ジャック・ニコルソンが脇役なのにキャラ立ち過ぎ(笑)

●タンタンの冒険〜ユニコーン号の秘密〜(スピルバーグ監督 映画館にて。)
 映画館で鑑賞。12月公開の作品だったけど、字幕版は既に1日1回上映という、慈悲なきスケジュール。スピルバーグらしいドタバタ系アクションが光った佳作。ストーリーはすごくテンポが悪くて、山がどこなのかわかりにくく、消化不良になりやすい。そういうところじゃなく、アクションを楽しむべき映画として観た方がいいかも。CGならではのカメラワークで視点をグリグリ回してくるところには興奮。ただし、実写映像じゃない分、ちょっと迫力は落ちてたと感じてしまい、残念。エクスペンダブルズ2に期待を寄せる趣味を持つ自分としては、血と汗が見たいわけなので。
 ま、これは子供も楽しめる映画として作られているので、そこに期待してはいけないのだけど。









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