昔、週刊少年サンデーで連載されていた漫画「ARMS」。数々の名シーンや名言を残し、今尚多くのファンを魅了する快作。この中で、序盤の宿敵「キース・レッド」が主張した持論が、今でも心に突き刺さって離れない。
キース「追い詰めた敵を、更なる恐怖へ突き落とす為に、与えるべきは何だと思う?」
部下「絶望、でしょうか?」
キース「いや。・・・希望だよ。」
弱者が今にも敗北せんとする状況の中で、もし希望の光が微かに挿し込んだなら、それは並以上の輝きをもって、弱者に期待を持たせる。・・・そして、もしその希望が潰えてしまったなら、その反動は弱者の心を凄まじく深くえぐり取り、ただ敗北する以上に精神的ダメージを受ける。そう、立ち直れない程の痛みを伴うダメージを。
だから、生半可な希望は、災いの元だ。
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