2012年2月22日水曜日

これはひどい



 映画を評価するにあたって、過去に培ったノウハウや価値観を照らし合わせることは、正当な審査方法だと思う。だから、老人の下す映画批評は間違いだなって思っちゃいないし、そういう人がアカデミー会員にいたところで、それ自身に文句はない。

ただ、そういう人達「だけ」でいいわけじゃい。

 映画に限らず、創作・表現・アートなんかの類は、人の心に対し、どれほど影響を与えたかを考えることが価値判断として重要になると思う。で、その影響力の総体が、その作品の世間的価値・一般的価値になる。影響力の総体とは、その時々に生きている人の気持ちを集約したものと同等。言い換えるなら、「その時代の気持ち」の集約だ。すなわち、今この時代を生きている20代、30代、40代の評価も取り入れてこその「その年のアカデミー賞」だと思う。なのに、多様な人種の人々が存在するこの世の中で、なぜ平均年齢62歳とか白人ばっかとか、そういう会員ばかりなってしまうのか。

これはもう、時代を反映してないんじゃないだろいうか。

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