2012年1月28日土曜日

ヒミズと、ふみ :update

超ひさびさに、映画館で1日2本の映画を見た。

●ヒミズ



自分にとって初鑑賞の、園子温監督作品。
こりゃすげー。なんて暴力的。そしてなんて青春。これが園子温映画か。
 映画の冒頭は、近年の日本映画にありがちなシュール設定が色々と飛び込んでくる。「またこの手の映画かよ」って落胆しそうになった。けど暫く見ていくと、映像の出来がバカ高いことがジワジワわかってきた。「なるほど、こういうことか、こりゃ格が違うわ・・・」って見直した。
 完成度が高く、非常に優れた作品だ。主人公の暴力衝動に騙された、青春期の心の衝動を捉えられた時、主人公の心の痛みは、鑑賞者それぞれに降り掛かってきて、たまらなく辛い。でも、ラストはとても感動。未来を信じたくなる、素晴らしい快作。

園子温監督は、豊川生まれで、豊橋東高校に通っていたんだと。なんて偶然。これから世界的に注目を浴び続ける監督だろうね。来週は、「冷たい熱帯魚」を見る予定。楽しみだ。

 そして、二階堂ふみ!なんて良い演技をするんだ!そして可愛い!!って思ってプロフィール調べたら・・・17歳!?ああ末恐ろしい。宮崎あおいに似てるよね。全く、映画秘宝が表紙にするわけだ・・・。
 ヴェネツィア映画祭で主演の染谷将太と共に最優秀新人女優賞もらったとき、なんとブラック・スワンのダーレン・アロノフスキー監督からお褒めの言葉を貰ってるみたいね。なんて奴だ二階堂ふみ。



今日はもう一本、「人生、ここにあり!」を見た。コレも良かった。感想はまた後日。





Update: ヒミズあらすじ −allcinemaより抜粋−
 15歳の孤独な少年、住田祐一の夢は、誰にも迷惑をかけずに生きる平凡な大人になること。そんな住田にクラスメイトの茶沢景子は好意を抱き、住田の実家である貸しボート屋を手伝うなど積極的にアプローチする。それを疎ましく思いながらも、少しずつ心を解きほぐしていく住田。ところが、借金をつくって蒸発していた父親が戻ってきたことで、住田の運命は大きく狂い始める。


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